新栄住宅 Staff-Blog

  

10月も半ばに入り、急に気温が下がりました。
体調に気をつけて過ごしたいものです。

今回は、住まいにおける陰について。
住まいづくりを計画している方にお聞きすると
室内を明るくしたい（光、素材）という方がほとんどかと思います。
明るくすることは、簡単で、余程の、敷地環境が悪くなければ、
直射光、自然光共で明るくできます。
照明も然りで、光量の大きなものを沢山付ければ明るくなります。

物事、一長一短ありますので、
窓が大きく、多数設ければ、明るくはなりますが、落ち着きがなく、
部屋の広がりも出にくくなります。
壁と違い、樹脂、木製、どんなに高性能の窓でも熱の出入り（寒さ、暑さ）があります。
照明も器具が欲しいわけではなく、
料理を作る、食事をする、居間で寛ぐ、書き物をするなど、
場によって必要な明るさは変わります。

年齢、思考により、難しいですが、
敷地環境と住まい手さんにとって適切な計画ができるようにしたいと思います。
  

10月に入り、気持ち良い天候が続きます。

今回は、建て主様自らが行う工事について。
写真の住まいは、昨冬、引き渡しをした於呂の家。
2面の壁を下地調整から仕上げの漆喰塗りに至るまで、
施工していただきました。

先日も所要の為、OB様の住まいに訪問すると、
手つかずだった庭が一変。
自ら木の植え込み、下地、石と施工していただき、
よい雰囲気の場に変わっていました。

プロが作れば、よくなるかとは思いますが、
自ら手を動かし、愉しみながら少しずつかたちに
していただくこともよいと思います。

作って終わりではなく、暮らしの場を愉しんでいただきたく思います。

  

早いもので10月に入りました。
朝夕、気温も下がり、気持ちよい時期となりました。

今回は、住宅の素材でよく使用される新建材について。
加工技術も進み、外壁の木目調、石積み調、
屋根廻りの木に似せた木目調の素材、
室内に至っては、表層のみ木となるフローリング、
タイル柄ほか、ビニルクロス、
建具も木目調のシート張り、
ほぼすべての素材が製品化されたもので住まいをつくることが多くなっています。
完成した時が最も綺麗な状態で後は、、、。

自然素材でつくる住まいは、デリケートではあるものの、
触れて気持ちよく、経年美も愉しんでいただけるかと思います。
  

9月も終盤。あっという間に日だけが過ぎていくように思います。
日頃、お手伝いさせている家は、無垢の木を使ってかたちとする木の家です。
和、洋などデザインは好みとして、木をうまく活かすよう考えています。
この住まいは、床に天竜檜、柱を一部現わしで仕上げました。


こちらは、天竜杉を床、天井に、梁を現わしとしました。

現在、ウッドショックの影響もあり、非常に扱いづらくなっていますが、
木造ならではの架構もうまく意匠に落とし込み、
永く愛着を持って暮らしていただける住まいをつくりたいと思います。

  

前回に続く、小さな家。
この住まいは、32坪の2階建て、4LDK（畳コーナー、主寝室、個室×2）＋書斎＋玄関土間のある住まい。
写真は2帖強で納めた書斎。
小さいながらもカウンター、背面には収納もたっぷり確保され、
籠るにはもってこいの空間となりました。
縦方向もしっかりと使い、使い勝手のよい空間とします。